amazon.co.jpで両面テープを購入したところ、EC事業者の観点で、同梱チラシがとても充実していたのでご紹介します。
購入したのは「魔法の両面テープ 極」
室内の整理に使用したいと思って amazon.co.jp 内で検索し、たまたま見つけた商品です。商品パッケージを開封すると4種類の印刷物が封入されていました。

左から(1)挨拶状

(2)取り扱い説明書

(3)キャンペーン案内:SNS投稿キャンペーン


(4)キャンペーン告知 B:レビュー獲得


どれも同梱物の施策としてはベーシックなものですが、なかなか実行できている方は少ないです。
(1) 挨拶状
(2) 取り扱い説明書
(3) キャンペーン案内 A:SNS投稿キャンペーン
(4) キャンペーン案内 B:レビュー獲得
個人的には、手作りパワポ感あるデザインが、逆に好印象です。わざとやっているなら確信犯です。
偶然かもしれませんが、下記に関心しました。
- 両面テープの使い方なんてみんな知っていると思われるのに、商品の強みを正しく理解してもらうために、使い方チラシあり。
- 商品パッケージ内に折り込まれているので、amazonにマーケティング活動と気づかれにくい。
- レビューキャンペーン詳細はQRコードの先の特設ページで紹介。
- レビューキャンペーンは「もれなく」
SNSキャンペーンは「抽選」で、優先度はレビューに寄っている。 - レビューキャンペーンのプレゼント申し込みフォームにはメールアドレス入力欄が。通常、モールの顧客のメールアドレスは取得できないので、ここでメールリストを獲得している。(プレゼント配送にメールアドレスは必要ありませんし)
- もれなくプレゼント商品は中途半端な量なので、不足したら購入に繋がるかも。
ここまでくると、ちょっと策士の臭いがしてきました。
ほんとに佐藤あやみさんは実在するのか(笑)確信犯かもしれません。
Amazon FBAにおけるチラシ(同梱物)の取り扱い
Amazon FBAにおけるチラシ(同梱物)は「規約の範囲内であればOKだが、一歩間違えるとアカウント停止のリスクがある」という非常にデリケートな問題です。
結論から言うと「Amazon以外の販路(自社サイト等)へ誘導すること」や「レビューを操作すること」を目的としたチラシはNGです。具体的に何が良くて何がダメなのか、要点を整理しました。
1. 禁止されている内容(NG例)
Amazonは「顧客の囲い込み」と「レビューの操作」を厳しく制限しています。
- 直販サイトへの誘導:「公式サイトなら〇〇%OFF」と記載し、Amazon外で決済を促すこと
- 不適切なレビュー依頼:「星5を付けてくれたらギフト券をプレゼント」といったインセンティブ(報酬)付きの依頼
- 批判的なレビューの回避:「不満がある場合はレビューを書かずにこちらへ連絡してください」といった、良いレビューだけを集めようとする文言
- 外部へのリンク:QRコードやURLを載せて、Amazon以外の販売ページに直接飛ばすこと
2. 許可されている内容(OK例)
商品の価値を高めるための情報提供であれば、同梱は可能です。
- 商品説明・マニュアル:正しい使い方やお手入れ方法の解説
- ブランドストーリー:開発の背景やブランドの想い(販売に直接繋がらないもの)
- サンクスカード:購入に対する純粋なお礼
- 公式LINEへの誘導:「アフターサポート専用」として登録を促すことは現状グレーですが、多くのセラーが行っています(ただし、そこで商品を直接販売すると規約違反のリスクが高まります)
| 項目 | OK(許容範囲) | NG(規約違反のリスク大) |
|---|---|---|
| 目的 | 顧客満足度の向上・サポート | Amazon外への誘導・レビュー操作 |
| レビュー依頼 | 「評価をお願いします」という中立な依頼 | 「星5なら特典」「低評価なら連絡して」 |
| クーポン | Amazon内での次回購入割引(クーポンコード) | 自社サイトや楽天、Yahoo!店での割引 |
| 連絡先 | 不具合時のサポート窓口の記載 | 営業電話やダイレクトメール用の名簿収集 |
3. もし違反が見つかった場合
Amazonのチェックは年々厳しくなっています。ランダムな開封調査や、購入者からの通報(特にライバルセラーが購入して通報するケースもあります)によって発覚します。
ペナルティ:商品の販売停止、最悪の場合はアカウントの永久停止(閉鎖)となり、売上金の入金も差し押さえられる可能性があります。
アドバイス
チラシを入れる場合は、「あくまで商品の一部(取扱説明書や保証書)」という体裁をとるのが最も安全です。
もし、リピーター獲得のために公式LINEなどに誘導したい場合は、規約の変更に常に注意を払い、過度なセールスやAmazonの規約に抵触する文言を避けるようにしてください。
やみくもに”同梱物を増やせば良い”ということではありませんが、お手本のような4点セットを参考に、ご自身の商品の同梱物を見直してみてください。
チラシ案
SNSキャンペーンやコンテスト企画のチラシ案をご紹介します。


会員の方にはチラシテンプレートのデザインデータを配布しています。

