たくさん寄せられる相談の多くは「売りたい」という「売れない」相談です。なかでも多いのは、リアル店舗で販売している商品をインターネット上でも販売したいというもの。
インターネット上で販売した途端にヒット商品となる商品もありましたが、そんな商品を持っている方は相談に来られません。うまくいかないケースには、共通した問題点があるように感じました。
売れない相談の共通した問題点
それは「インターネット向けに企画された商品ではない」というところです。
インターネットで、消費者が商品にたどり着く導線は「受動的」です。
探されてはじめて商品にたどり着きます。
すでに知名度のある商品であれば、とくに懸念点はありません。ただし、無名に近い商品の場合、押し売りのように 「興味のない方に接触することも、興味のない方に買っていただくことも不可能」 と言っていいでしょう。
その意味で「インターネットは受動的」で極めて受け身です。インターネットで商品を販売するマーケティングに置き換えると、探されていない=需要がない商品は売りようがありません。それは、どんなに美しい商品写真を並べてもいっしょです。
どんな商品なら売りやすい?
逆にいえば、需要(ニーズ)がある商品はインターネットで売りやすいです。
消費者の悩みや課題を解決するものがこれにあたります。
風邪を引いている人には「風邪薬」を
プレゼントを探している人には「ギフト」を
お水を買いに行くのがたいへんな方には「お水のペットボトル」や「ウォーターサーバー」を
たとえば、「かわいいアクセサリー」を売りたいと思っても、よほど魅力的な特徴がないと探している人と遭遇できません。
だから「かわいいアクセサリー」に需要(ニーズ)がありそうな要素を追加して、「インターネット向けに商品企画」にしていくのです。
インターネット向けに商品化の例
「かわいいアクセサリー」
+安い
+ペア
+キャラクター
+猫
+肩こりに効く
+メンズ・ユニセックス
+金属アレルギー対策
+シニア向け
などなど
すでに商品が完成されていて、あたらしく商品を作ることが容易ではない場合は、商品の打ち出し方やキャッチコピー、展開場所を需要(ニーズ)にあわせてみましょう。
メルカリで3か月以上売れなかった英語の本、カテゴリを書籍からインテリア雑貨に変えたら5時間後に売れた・・使い方の提案次第でこんなに違いが出るのは面白いなあ
— ヨリコビール Yoriko Beal (@yoriko09) November 19, 2017
インターネット通販をはじめる際、みなおす際には、商品へのニーズを見誤らないようにしたいところです。