せっかく検索エンジンや広告から集客があっても、肝心の商品が「売り切れ」ていた場合、どうしても購入できずに「離脱」してしまいます。
これでは広告効果を取りこぼすだけでなく、ユーザーの心象もよくありません。
今回は「離脱」させないアイデアをご紹介します。
次回入荷予定がある場合
(1)予約販売を行う
次回入荷の納品を待って、検品してからネット在庫を調整するのではなく、入荷見込み時期が判明した時点で、「予約販売」を開始します。利用中のカートに「予約販売」の機能がなくても、商品タイトルに「○月○日ころ発送」などと入れるだけでも、予約販売の環境が整います。
一点、後払い決済の請求書が、商品よりも先に届かないように、商品発送の段取りを調整が必要です。
この時に注意したいのは 「○月○日ころ入荷」 と書いてしまうと、その日まで注文できないような印象を持たれてしまいます。「○月○日ころ発送」 と発送の予定をお知らせしたほうが、注文の動機づけになると思います。
(2)再入荷アラートの仕組みを導入する
商品が再入荷した際に、登録されたメールアドレスに注文が届くような「再入荷アラート」機能があれば実装しましょう。
Wordpressで構築されたECサイトであれば、プラグイン「WC Simple Waiting List」なども使用できます。
次回入荷予定がない場合
(1)受注生産で注文を受け付ける
時間がかかっても欲しい方のために「受注生産」で注文を受け付けます。
1点から製造が可能なものは、受注後に生産を手配します。
また、従来のお取り引きでは小ロット生産できないものも、小ロット生産を対応してくれるオンデマンドサービスがネット上で見つかるかもしれません。
(2)他のリコメンド商品に誘導する
完売した商品ページ内に、他の商品への導線を設けるか、ページ自体を削除して、該当のカテゴリーページなどに転送します。
ただし、該当の商品ページが人気商品であったり、被リンクの多いページであれば、検索エンジン対策の目的で「残したおいたほうが良い」ケースも多いです。そのため、今後入荷予定がない商品ページは、近い系統の新商品等を登録して、ページのURLを再利用する手法もあります。
すでに検索エンジンにインデックスされた商品ページを削除して「404」ページを表示させてしまうよりは、別の商品紹介に誘導したいという目的です。
(3)SNSフォローやメルマガ登録に誘導する
どうしても商品が手配できない場合は、お店のフォロワーになっていただく導線を用意しましょう。
サイトのフッター部分に、SNSアカウント紹介の導線を用意したり、「メルマガ登録者の方に、毎月抽選で○○をプレゼント」といった継続的なキャンペーンを開催するのも効果的です。
せっかくの集客を無駄にしないオンラインショップにしましょう。